スキをみて高野山まで行ってきた。
大相撲の当日券を無事に買い求めたのちはせっかくの機会ということでちょろっと高野山まで行ってきました。
府立体育会館から南海のなんば駅は徒歩数分の至近距離、事前に調査した電車の時刻は14:30に難波に戻ってくるというもので、高野山の滞在時間は実質1時間強というあわただしいもの。
ふつうに往復すれば3000円はかかる行程なのですが、今回は春休みになれば発売される「スルっとKANSAI 3dayきっぷ」が使えるというのが大きなポイント。自宅~難波の交通費も含むことができるので、思い切った日帰り旅も可能になるという。しかも自分の場合勤務地が明石ということで、寄り道する場合は定期券利用よりも安くなることがあったりするというw
そんなわけで今回の目的を高野線の「天空」に乗ることに絞ってみる。
難波からは急行で橋本まで約50分。「天空」が出発する40分前に橋本駅に無事到着。本来は事前に指定券を予約するべきなのでしょうが、平日運行ということで現地で買い求めることに。
春休みの平日とはいえ、2両ある指定車両は約10人ちょっとの乗車の見込み。それなりに空いているのでそれは非常にありがたくて。
ちなみに「天空」の指定席が満席になった場合でも自由席を2両併結しているので、臨時列車として利用することも可能だったりする。
車内に入ると高野槇の香りにほっと癒されて、展望用に配列された特徴的な座席に興味を覚えて。落着きのないままあちこち歩き回って写真を撮ったりして、テンションアゲアゲのまま橋本を出発。
グループ向けにボックス席があったりもします。足元にも窓があるのがポイント。
特等席はテーブル付きの前列ですが、段差をつけた2列目の席もあります。
できることならこちらは人通りもあるぶん避けてみたいところ。
「天空」のウリの1つの展望デッキ。要は乗降扉を開放しているだけなのですが、外気のさわやかさが感じられて見た目以上にイケてたりする。
山中を走り抜けるとはいえ、その山中に入っていくまでの車窓の風景は思いがけずいい感じ。山岳鉄道らしさを満喫できます。
線路の急こう配や急カーブを通過するときの車両の曲がり具合も見方を変えれば「おおっ!」なんて思えたりする。
実は高野山に行くのは小学校の林間学校以来なのでかなりの年月を挟んでの再訪問となる。その時つらかったのが橋本から終着の極楽橋駅までの急カーブと乗車時間。めっちゃ電車酔いした記憶が(苦笑)
それでも何かほかに気が向くなりすれば何の心配も問題もなくて。
パンフレットに記載された何気ない1つ1つの見どころに注目していると、約40分の乗車時間はあっという間に過ぎていきます。気が付けば終着駅という(^_^;
さっそく折り返して乗車する人もいたのですが、たとえわずかな滞在時間でも参拝しようと思い、ケーブルカーに乗り継いで高野山まで行ってまいりました。
滞在時間が1時間だとせいぜい奥の院にお参りして終了といった感じなのはやむを得ず。それでも十分満喫できるはずなので参道をてくてくと歩くことに。
さすが真言密教の聖地にふさわしく、御廟の周囲はおごそかな雰囲気そのもの。写真撮影だけでなく私語、着帽さえも厳禁だったため、人が多かったものの参拝客みんがお行儀よくお参りされていました。
昔はなーんも面白くない場所という印象しかなかったけれど、ええおっさんになってあらためて訪問すると、その価値というか素晴らしさに触れることができたことが非常にうれしかったです。
ふつうに参拝しただけで1時間が経過。
早々に帰路につく、というか大相撲の会場まで戻るという慌ただしくもいい経験をさせてもらえたことに嬉しくなれました。
広々とした椅子をどーんと倒して終着駅までほぼ居眠りしつつで難波まで戻ってこれたので、疲労もそこそこ抜けた状態で府立体育館で相撲観戦の続きって流れに落ち着きました。
そんな中気になった点をひとつ。
外国に行ったときに見かける日本語の文字の違和感が話題に出たりするのですが、それを置き換えるなら。
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